こんにちは、美容師として20年選手の エンダヨシノブです
( twitter : @enda_yoshinobu)
ご来店お考えの方は コチラ を一読いただけると幸いです
では本編をどうぞ♪
われわれの業界、美容師といえば ボブ。。。
(…ですかね?)
一生の内で ボブスタイルどのくらい切るんだろう
好きですか?ボブ
あふれかえってるからこそ、普通のボブを丁寧に作りたい
そう思います
今回は ボブで毛先ワンカールさせたいけど、
コテやアイロンは残念ながら苦手…
ボブだと顔や首に 火傷しそうだし…
じゃあ パーマってどうなのよーっていう方向けです♪
※ 実例写真 14枚と解説
と、ちょっとその前に…
身近にパーマかけてる人っていますか?
実は カラーしてる人に比べたら全然少ないんです
コテとか上手く巻ければ困らないですし
だから、パーマへの誤解や トラウマ持ってる人が ちょこちょこ います
大事なので、よければ少しお付き合いください~
まず、パーマをかけるなら
「デジタルパーマ」か「エアーウェーブパーマ」がおすすめです
(髪質とダメージレベルによりますが)
パーマメニューのネーミングは美容室ごとに ひねり出して作ってるので
よく勘違いされてますが、パーマ自体の種類は たった「3つ」しかありません!
① 普通のパーマ
② デジタルパーマ
➂ エアーウェーブパーマ
① は メニュー名に
・コスメなんちゃら~
・オーガニックなんちゃら~
や、スチーム(蒸気)を当てるものまで 幅広いです
ロッドを巻いて、薬剤の力のみを利用して かけていきます
髪が濡れてる時 → カール感がはっきり出てる
乾くにつれて → カール感がじょじょに伸びてく
ドライヤーのかけ方次第でカールを出せるけど、反面 さぼるとダレて見えることも
(髪質によります)
ブローしてカールをのばすスタイルの場合は、確実にこちらを選びます
② と ➂ は 薬剤と熱の力を利用してかけるタイプのものです
熱とは、昔からある 頭上をグルグル回ったり、お釜みたいなので温められることではなく
「巻いた全てのロッド」に、機械のチューブ or コード を接続し、温めて、髪を『完全乾燥』させるタイプのこと
デジパーを導入してる美容室の方が圧倒的に多く
エアーウェーブは昔からあるわりに、なんか認知度が低いような...
デジタルパーマ、エアウェーブパーマは
乾かした後にもカール感が(勝手に)出やすい特徴があります
→ 再現性が良いといわれる所以です
しかし
デジパーは 薬剤 や 熱 が過剰反応しやすく、繰り返していると髪が大怪我をするケースもあります
担当者を選ばないと、一発でレッドカードなんてことにも…
(もしそうなったら、その部分は切るしかありません)
僕は両方とも あまり強く作用させないようにしてますが
(かけ方が適正であれば)総合的にはエアーウェーブの方がダメージが少ないです
・髪質
・ダメージ
・ヘアスタイル
・スタイリングレベル
どうパーマをかけるか、髪をしっかり見てから判断します
いざパーマをかけて…
” 感激 “ できるか
” まぁ こんなものかな? “ ってなるか
” これ失敗~?? “ ってなるかは
パーマの前段階や途中での、美容師さんの判断1つひとつで大きく変わります
前置きが長くなりましたが、とても大事な点なので 参考までに
続いて、デジタルパーマでのワンカール実例紹介編です♪
BEFORE
ご来店時の状態、1カ月前くらいにカットと(普通の)パーマをされたそうです
毛先ワンカールスタイルを希望したようですが、ご覧のように
ご自身でカールを表現するのはちょっと難しそうです
「ゆるめのパーマ」は意外と難しいものなんです
ゆるめのパーマ → 難易度高い
しっかりパーマ → 難易度普通
ささ、ここから始めていきますよ~
先ずは切るべし!
毛先にソギ(軽さ)が多く入っていると、パーマスタイルには不向きなので
カットしてバランスを整えます
段を入れ直して、ベースカットと軽さ調節 終了~
髪が濡れてるので、毛先に ” 普通パーマ ” の名残が少し
薬剤 (1液)塗布 ~ ロッドまきまき♪
デジタルパーマの場合、縮毛矯正と同じ薬剤を使う美容室が多いです
が、僕はパーマ液を使用してます
なので縮毛矯正の延長でなく、パーマの考え方をベースにかけています
かかりの計算のしやすさの問題ですので、どちらでも良いかと思います
(美容室により取扱い薬剤が違うので、正解はないです。担当者さんが表現しやすいのが一番)
そして、カール感があまり要らないところは
以前のパーマの名残を ありがたく使わせていただきます♪
パーマを重ねることより、結局 新たにダメージを作ってしまいます
黄色いスティック差し込んでると、リアル ” 黒ひげ危機一髪 ” に
(なくても大丈夫でしたが念のため)
最近では、ワンカールを出すことには慣れてますが、いかに余分なダメージを減らせるかに注意しています
自分の不注意や怠慢で起こしてしまうダメージは、髪にとって モッタイナイですからね
いつだって最適になる工夫は大事だと思います
AFTER ウエット~ドライ
2液(固定するための薬)を流して、最後にもシャンプーをして
仕上げ前はこんな感じに
不要なウェーブは作らず、毛先ワンカールのパーマのみができあがってますね♪
( = ブローで伸ばすような 作業がいらない)
美容師のドライヤーテクニックを使わず ばっさばさ乾かしても ↓↓↓
こう言っちゃなんですが、こんな乾かし方でも 毛先にパーマがでてくれて
自然とボブのカットラインが活きてくれます♪
普通のパーマはここでダレてしまうこともあるので、ドライヤーのかけ方が重要になるんですよね
そういうのが得意な人・労力をかけれる人はいいかもしれませんが
やらなくても済むなら、それに越したことはないのかと
さてこのあと 少しハサミ入れて微調整しますが、もう完成形が見えますよね?
最後に軽めのWAX付けたらこんな感じに~ ↓↓↓
うん、髪が曲がるって素晴らしいですね
毎日(継続して) コテやアイロンをするよりダメージが少なく、
このくらい楽にカールが出るなら、有りだと思いますが いかがでしょう?
『毎日のスタイリングの7割代行』型パーマです
(そうは言っても、必要ならコテ・アイロンの巻き方もお伝えしてるので、どうしてもって方も心配はご無用~)
ちなみに、禁断の ” 縮毛矯正の上からパーマ ” でもここまでに!
注意点!
ご覧いただいたように、” 毛先ワンカール ” は デジタルパーマを使うと良い感じになりますが
デジタルパーマは非常に難しい技術です
・現在ある髪のダメージ
・薬剤と熱コントロール
・担当者の経験値
全ての条件が整ってないと失敗されるメニュー
対策として
「担当者」か「美容室」を選ぶ
地域の美容師さんの個人ブログ・SNSを検索して、安心できそうなところを探しましょう
※ 初回はパーマをしてくれない事もあるかもしれません
担当美容師さんによって やり方は様々で
たとえ同じ薬剤・機械・道具を使っていても、「扱ってる理論」「 視点」 が違えば 結果も変わってきます
正解は1つだけとは限りません。自分もまだまだです
上手い美容師さんは それこそ沢山いますから、長く付き合える人を探してみてください(^^)
パーマをかけれない条件まとめ
おまけ♪ ~お客さまの半年後~
さて あれから2か月後に、髪型をキープするため毛先を2cmカットして
さらにその後 4カ月たち こんな感じになってます( 合計6カ月後 )↓↓↓
暑い時期でほとんど髪を結んでること多いそうですが、毛先に残ってるパーマは
まだまだ使えるカール感ですね♪
このあと暑さ対策にバッサリ切っちゃうんですが…
向かって左側(手前)は濡れてる状態
向かって右側(奥)は乾いてる状態
にしてみました
デジパー あまり誤差ないんですよね、ワンカール派には助かるや!
ってことで 前髪のみパーマ復活させました~ ↓↓↓
今回の仕上がり
前髪の起点と終点で 工夫しとけば
テキトーに乾かしても このくらい自然に上がります
髪をずっと結んでる時期は、前髪だけがあなたの味方
汗かいても、乱れても、このくらいなら超楽ちんだと思いますよ~♪
以上エンダヨシノブでした
みなさんの素敵なパーマライフを応援してます! それではまた \(^o^)/
パーマスタイルの意外な落とし穴、ご参考までに
縮毛矯正の髪でも!?!?
ヨシノブログを最後まで読んでいただきありがとうございます😊
ご来店をお考えの方は、指名予約(無料)頂けると、なおありがたいです!掛け持ちせず、目の前のお客様だけに集中したいので m(__)m
こだわりがある方もない方もぜひ🌈
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