ずっと縮毛矯正してると、真っ直ぐな髪に飽きてしまうこともありますよね
しかし、完全なる縮毛矯正の上に さらにパーマをかけるって
積極的にオススメされることは少ないと思います
そればかりか、「止めた方がいいよ」くらいな扱いかもしれません
その理由についてはコチラ
そこで今回は、禁断の? 縮毛矯正してる髪に パーマをかけたお客さまの実例と共に解説します
結論からいうと、「毛先をワンカール」させるくらいのほうがオススメです
理由は後述しますので続きをどうぞ~
ビフォー
約 3カ月前に縮毛矯正してる方の例を紹介します
(だいたい年1回ペース)
仮のカットを済ませた状態です
実は…
今回バッサリと切ったんです!
規定の長さに足りませんでしたが、ヘアドネーション用に切ってからのスタートとなりました
(少しでも役立つと良いのですが)
毛束にして切ったあとの工程は、、、
(髪を切りやすくするために)
(髪が濡れた状態のまま)
上の写真の状態はココです
さて
パパッと仕上がりを紹介したいところなのですが、冒頭でお伝えした
『ワンカールパーマが なぜおすすめなのか?』について
先に補足としてお話しさせてください (^^)/
なぜワンカールがおすすめなのか
それは ヘアダメージが大きく関係しています
縮毛矯正をしてる方なら 何とな~く 心当たりないですか??
そう、大抵の人の髪の毛は《ヤバい》のです
縮毛矯正をしていたら、毛先の髪はギシギシのはずです
コンディショナーとかトリートメントで 普段見えづらくしているだけで。。。
想像してみてください
そのような髪に、何をどうしても痛む運命の “パーマ” をかけるわけです
無事で済むはずがありません…
僕だって正直、積極的にはかけたくはありません
でも、縮毛矯正してるとはいえ いろんな状況がありますからね
できる条件が整っている方のみ施術しています
言い換えると、このダメージレベルからは “アウト!”っていう線引きをしています
当たり前ですが、自分の技量のレベルを超えないところまでですよね
真っ直ぐな髪型に飽きてた場合、『パーマ』の選択肢も なくはないが
ヘアダメージの観点から考えると、まずまず危険…
なので
“かける範囲が狭い” ワンカールパーマなら「まだマシ」だと考えます
そりゃ~ 本当の『最適』は “パーマをかけない” なんですが
お客さまと美容師さんが 歩み寄れる地点として
“毛先だけ”を攻略することにしてます
そもそも事故(大失敗)の多い施術ですので、気軽にオーダーするのはおすすめできません
そもそも縮毛矯正が適切にかかってないと、”仕込み” として成立してません
その時点で 強烈?な矯正されてたら難易度が上がってて危険です
ふだん自分が縮毛矯正かけさせてもらってるお客さまなら、ヘアダメージの管理をしてるぶん判別もつきますが
他店で縮毛矯正されてる方の場合、かけることもあるし、お断りすることもあります
リスクとリターンを考え判断します
ブログやSNSで情報発信されてて、とにかく施術経験が豊富な美容師さんを探しましょう
僕より上手い人も沢山いると思います!
- あなたの髪の状態
- 美容師さんの技量
- 適切な薬剤・適切な作用
□ 条件がそろっていて初めて成功します
□ どこの美容室でも上手くいく技術ではありません
アフター
では乾かす前の状態から
シンプルに毛先だけ曲がってますよね
ブローなどして伸ばす作業が要らないので
誰がどう乾かしても 同じ髪型になります
では ザァーーっとドライヤーで乾かしていきます!
シルエットに丸みがでましたね!
ここまできたらご自宅でのスタイリングをほぼ代行できてるはずです
自宅では、頭を逆さにした状態で『根元』から乾かしてみてください
変な乾かし方かもしれませんが、“地肌にくっついてる髪が はがれてくれる” のでオススメです♪
僕もサロンワークでは、下から上に向かって乾かしてます(髪が逆立って舞い上がるくらい)
自然なボリューム[空気感]があると 美容室帰りみたいになりますよ♪
ボブスタイルや肩前後の長さの人に多い、右側の髪がハネる問題、その原因は
根元の生え方(方向性)が、地肌にピタッと沿い過ぎてるからなんです
※ 美容師は「根元がつぶれてる」と表現します
ドライヤーは まず地肌(=髪の根元)から当てるようにしましょう!
毛先は弱風を使って、手でそーっと包み込むように乾かし…
ません!
そんなことせず 強風のまま ワシャワシャ~っと
それでもデジタルパーマ特有の “キュキュッとしたカール” になっていきます♪
ブローなどせず、何もつけてない状態ですが、毛先が曲がってるでけで印象が大きく違いますよね?
お客さまも安心して喜んでくださいました~ (^^)
パーマのもち
パーマ部分を全部カットするほど切らなければ、そのまま1年でも2年でもカールしてくれてます
(記事の前半にある毛束写真を確認してみてください)
ただし
パーマかけた部分は、ゆくゆくギシギシになっていきます
なので、かける余力のある髪にしかできない、というわけです
だからって美容室での 前処理剤やトリートメントメニューで、「ひとときの延命」をしても
どうせもたないので、僕はそういうの一切すすめていません…
でも
すでに形が整ってるんだから、毛先に何かしら付ければ、指通りくらい誤魔化せるじゃないですか?
みなさん総じて楽そうですよ♪
仕上がり
毛先にだけ ちょっとWAXつけました
パーマって、何もグルグルにかけなくても良いと思いませんか?
(まぁ丁度良くかけるってのが難しいんですが…)
縮毛矯正が残ってる分、ハチ周りもコンパクトに収まるし
毛先のちょっとした曲線が、女性らしい柔らかさを演出してくれます♪
結果論ですが、広がってボワッとする髪の方の場合
縮毛矯正がかかってるからこそパーマが活きてくるんですよね
おそらく、縮毛矯正してるって気づかれないのでは??
コテで巻かなくても、毛先にワンカールが あるっていうのは
日々のスタイリングの7割くらいをカバーしてる感じです (^^)
縮毛矯正を普段から かけさせてもらってるからこそ
『髪型を育ててる』わけですね♪
おわりに
縮毛矯正毛の上にパーマをかけるのは、失敗される確率『大』な施術で
できるかどうかは 髪の状態次第です
パーマをかけれない条件まとめ
今回なぜこのようなケースを紹介したかというと
- もし失敗されたら、髪がひどい状態となり、いっさい直す事ができないため
- たとえ矯正毛でも、ワンカールパーマが綺麗にできる “可能性はある” と伝えるため
- 縮毛矯正を止めたい人にとって、矯正部分を全てカットするのは「時間がかかりすぎる」ため
↑↑↑ 3つめの理由に関して
毛先のピンピン部分が、「やわ~ん」と曲がってさえいれば 不自然さが減ります
なので、縮毛矯正をやめたい方にとって、一番のデメリットが解消されるのではないかと思っています
以上 エンダヨシノブでした
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