こんにちは、美容師として20年選手の エンダヨシノブです
( twitter : @enda_yoshinobu)
髪に悩んで検索した人、ホンネの情報に触れたい人に向けて記事を書いています
▶ 案内1
さて、自分の髪に必要な『情報』ってご存じですか?? 知らないゆえの〈できない〉はモッタイナイです!
こちらの『 記事の案内板 』を活用して、楽しんで知識を増やしていただければ幸いです 🙂
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【 新規ご予約注意! 】たいへん申し訳ないのですが『 当店ご利用案内 』 を一読いただけると非常に助かります
では本編をどうぞ~↓↓↓
ずっと縮毛矯正してると、真っ直ぐな髪に飽きてしまうこともありますよね
しかし、完全なる縮毛矯正の上に さらにパーマって、積極的にオススメされることは少ないと思います
そればかりか、「止めた方がいいよ」くらいな扱いかもしれません
その理由についてはコチラ
そこで今回は、禁断の? 縮毛矯正してる髪に パーマをかけたお客さまの実例です
結論からいうと、「毛先をワンカール」させるくらいのほうがオススメです
理由は後述しますので続きをどうぞ~
ビフォー
約 3カ月前に縮毛矯正してる方です
(だいたい年1回ペース)
仮のカットを済ませた状態です
実は…
今回バッサリと切ったんです!
規定の長さに足りませんでしたが、ヘアドネーション用に切ってからのスタートとなりました
(少しでも役立つと良いのですが)
こうやって見ると、毛先には1年以上前のデジタルパーマのカールが残ってますね
そのカールのおかげで、ピーンとした まっすぐ感がなく楽だったそうです♪
先ほど 毛束にして切ってから、①シャンプーして ②カットラインを整えて
そのあと ➂ドライヤーで乾かした段階ですね
では 仕上がりの紹介の前に、冒頭でお伝えした
「ワンカールパーマが なぜおすすめなのか?」 を先にお話します♪
なぜワンカールがおすすめなのか
それは ヘアダメージが大きく関係してくるからです
縮毛矯正をしてる方なら 何とな~く 心当たりないですか??
そう、大抵の人の髪の毛は「ヤバい」のです
縮毛矯正なんかしていたら、毛先にいくにつれ髪がギシギシのはずです
コンディショナーとかトリートメントで 普段見えづらくしているだけで。。。
考えてみてください
そのような髪に、何をどうしても痛む運命の ” パーマ ” をかけるわけです
無事で済むはずがありません…
僕だって正直、積極的にはかけたくはありません
でも、縮毛矯正してるとはいえ いろんな状況がありますからね
できる条件が整っている方のみ施術しています
言い換えると、このダメージレベルからは ” アウト! ” っていう線引きをしています
当たり前ですが 自分の技量のレベルを超えないところまでですよね
真っ直ぐな髪型に飽きてた場合、曲線部分を作るのに、パーマという選択肢もあるが
ヘアダメージの観点から考えると、まずまず危険…
なので、かける範囲の狭い ワンカールパーマなら「まだマシ」だと考えます
本当の「最適」は ” パーマをかけない ” なんですが
お客さまと 美容師さんが 歩み寄れる地点として
” 毛先だけ ” を攻略することにしてます
そもそも事故(大失敗)の多い施術ですので、気軽にオーダーするのはおすすめできません
前段階の縮毛矯正が適切にかかってないと、仕込みとして成立しません
その時点で 強烈?な矯正されてたら難易度が上がってて危険です
自分でかけてる場合は容易に判別つくので大丈夫ですが
他店で縮毛矯正されてる方の場合、かけることもあるし、お断りすることもあるのが正直なところです
・あなたの髪の状態
・美容師さんの技量
・扱ってる薬剤
それらが適していて、初めて成功します
どこの美容室でも上手くいく技術ではないので ご注意ください
ブログやSNSで情報発信されてて、施術経験が豊富な美容師さんを探しましょう
僕より上手い人も沢山いると思います!
アフター
では乾かす前の状態から
シンプルに毛先だけ曲がってますよね
ブローなどして伸ばす作業が要らないので
誰が ” どう乾かしても ” 同じ髪型になります
では ザァーーっとドライヤーで乾かしていきます!
シルエットに丸みがでましたね!
ここまできたらご自宅でのスタイリングをほぼ代行できてるはずです
自宅では、頭を逆さにした状態で「根元」から乾かしましょう
変な乾かし方かもしれませんが ” 地肌にひっついてる髪がはがれてくれる “ のでオススメです
サロンワークでは、髪が舞い上がるように 下から真上に向かって乾かしてます
自然なボリューム感(空気感)があると 美容室帰りみたいになりますよ♪
ボブやショートヘアで多い、右側の髪がハネる問題は
根元の生え方(方向性)が、地肌にピタッと沿い過ぎてるからなんです
※ 美容師は、「根元がつぶれてる」と表現します
くどいですが乾かす時にドライヤーは まず地肌(=髪の根元)から当てるようにしましょう!
毛先は弱風を使って、手でそーっと包み込むように乾かし… ません
ずさんに強風のまま ワシャワシャ~っと
→ それでもデジタルパーマ特有の キュキュッとしたカールになっていきます♪
ブローなどせず、何もつけてない状態ですが、毛先が曲がってるでけで印象が大きく違いますよね?
お客さまも安心して喜んでくださいました~ (*^^*)
パーマのもち
パーマ部分を全部カットするほど切らなければ、そのまま1年でも2年でもカールしてくれてます
(記事の前半にある毛束写真を確認してみてください)
ただし
パーマかけた部分は、ゆくゆくギシギシになっていきます
なので、かける余力のある髪にしかできない、というわけです
だからって美容室での 前処理剤やトリートメントメニューで、「ひとときの延命」をしても
どうせもたないので、そういうのは一切しません…
でも
形さえ整ってたら、毛先に何かしら付けて、指通りくらい誤魔化せるじゃないですか?
みなさん総じて楽そうですよ♪
仕上がり
毛先にだけ ちょっとWAXつけました
パーマって、何もグルグルにかけなくても良いと思うんですよね
(まぁ丁度良くかけるってのが難しいんですが…)
縮毛矯正が残ってる分、ハチ周りもコンパクトに収まるし
毛先のちょっとした曲線が、女性らしい柔らかさを演出してくれます♪
結果論ですが、広がってボワッとする髪の方には、
縮毛矯正がかかってるからこそパーマが活きてくるんですよね
おそらく、ベースに縮毛矯正してるって気づかれないのでは??
コテで巻かなくても、毛先にワンカールが あるっていうのは
日々のスタイリングの7割くらいを、毎朝カバーしてる感じです (^^)
縮毛矯正を普段から かけさせてもらってるからこそ
『髪型を育ててる』わけですね♪
おわりに
縮毛矯正毛の上にパーマをかけるのは、失敗される確率「大」な施術なので、できるかどうかは 髪の状態次第です
パーマをかけれない条件まとめ
今回なぜこのようなケースを紹介したかというと
1 もし失敗されたら、髪がひどすぎる状態になり、治す事もできないため
2 たとえ矯正毛でも、ワンカールパーマが綺麗にできる ” 可能性はある “ことを伝えるため
3 縮毛矯正を止めたい人にとって、矯正部分を全てカットするのは「時間がかかりすぎる」ため
↑↑↑
3の理由
毛先のピンピン部分が、「やわ~ん」と曲がってさえいれば 不自然さが減ります
なので、縮毛矯正をやめたい方にとって、一番のデメリットが解消されるのではないかと思っています
以上 エンダヨシノブでした
ぜひ素敵な髪を見つけてください♪
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