【縮毛矯正の裏側 デメリット白書その3】美容師を選ばなきゃダメぜったい!

エンダヨシノブ
すくすく20年選手の美容師
どれも仕事の現場から生まれた、太く濃い記事です。日常のどこかで情報を活かしてくださると幸いです。

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それでは 本編をお楽しみください~♪

 

 

シリーズ3つ目です

前回は 髪のダメージを甘く見ない方が良いということでしたね

ビビり毛は誰も幸せになれないので、気をつけるべき点をお伝えしました

今回は、以下の2点について掘り下げていきます

① ストパーした髪に、パーマをかけるってどうなの?

② たくさん髪を すいて 減らしてると、どんなデメリットがあるの?

結論から言うと

①⇒ もし かけるなら、デジタルパーマかエアーウエーブパーマにしましょう!

②⇒ ストパーの完成度を落とすのと、もしパーマをしたくなった時に不利になるってことです(長さを変えない場合)

では、それらの理由について お伝えしていきたいと思います♪

目次

パーマの向き不向き

あとの説明が理解しやすいよう、それぞれの特徴のお話しから入りますね

ストパー

薬剤で反応させた髪の毛を、高温アイロンで真っすぐな形に整えたあと

「完全なる乾燥状態」で、形を固定するための処理をします

パーマ

工程の最初から最後まで「髪が濡れてる状態」です

高温を使わず(使えず)に形状変化させ、その後、固定するための処理をします

薬剤エネルギー」&「熱エネルギー(120~200度くらい)」 で加工した髪

それがストパー毛の正体です

そこまで加工された髪にパーマをかけようと思っても

薬剤エネルギーだけでは影響力が及ばないんです!

(=あわせて“熱エネルギー”も必要)

無理にかけても

パーマスタイルとしては、扱いやすくないです

上手い美容師さんが手がけたストパーなら、あとでパーマをしやすいケースもありますが、一般的ではありません。。。

なので、もしストパー毛にパーマをかけるなら

薬剤で加工する『デジタルパーマ』か『エアウェーブパーマ』

というのが 一応の正解だと思います

ただし!!

ビビり毛になったり、細かくかかりすぎてしまったり、事故もたくさん(本当に沢山)あるので

“一応 かけるなら”ってことです…

はっきり言って、コントロールが べらぼうに難しいです

僕は、せめて自分が施術したストパーの上からじゃないと怖いです

こればっかりは、担当美容師さんが どんなに良い人だろうと

そのお店で扱ってる薬剤次第では、そもそも どうにもならないこともあります

または 成功例が多くても

あなたの髪の履歴次第では失敗されてしまうことも考えられます

状況を正確につかんで、正しく導いてくれる美容師さんを探してくださいね♪

情報を上手く検索しよう

地域名、メニュー名、お悩み、美容師、ブログ

キーワードを 3~4つ入れて検索をかければ(間にスペースも忘れず!)、情報がヒットしやすいと思います

もし適切な担当者が見つかれば、ある意味あなたのやるべきことは完了かもしれません

では続いて、 軽く(薄く)した髪と、ストパーとの相性編にいきますよ~

そうは言うけど、髪多くてヤバい!っていうなら

もちろん 髪を全く減らしてはいけないという意味ではなく

注意しなくてはいけないのが、“スカスカ(ペラペラ)”にすいてある状態です

言い換えると、髪型のシルエットをあえて崩してる場合 です

「髪が膨らむから、量を減らす」

これ多いですよね

カットで解決させるべきか、ストパーで解決するべきかは、美容師さんでも判断の分かれるところでしょう

カットだけで全て上手くいくわけでもないので…

本当に髪の多い所は適度に減らした方が、シャンプーやドライヤーが楽になりますよね

でも 加減は大事です

「膨らみ」はストパー1回で解決できることだけど

様々な条件が合わないとおすすめできないのが難しいところです

すく、とは

つまり

すけばすくほど、短い毛をたくさん作ってるってことなんです

こんなふうに

短い毛は、あちこち散らばって見えます

( これは少し熱を通してあるため、マシな写りですが )

例えば、“軽さ”を すいて表現したのなら

綺麗に見せるための「スタイリング」が必要です

✔ 熱スタイリング

アイロンやブローの熱で “一時的に形状変化”させて隠す

✔ 油分スタイリング

ソフトワックスや ツヤ出しスプレー、オイルなどで “くっつけて”隠す

ごく限られた毛質の方のみ、そこまでせず 勝手にキレイに見える場合がありますが

そこを基準に考えたらいけませんよ~

そして、すいてパサパサしてる髪には、どんな上手いパーマも 存在できません

…ただの パサッの、モサー になりやすいです

パーマを検討してる方は すき方と タイミングにはご注意くださいね

続いて、お客さまの写真を使って説明します

お客さま実例編

ロングのお客様なのですが

元々、全体の約半分の長さから ものすごい量の取り方をされてしまっていたので

ずーっと、その部分を切っては 伸ばしてを繰り返して、ようやく…

下の方にいくにつれて 髪がないですね。これだけ時間が経っても未だに。。。

こちらに初めてご来店いただく前の、当初のご希望は

段が入ってなくて 毛先に厚みがあるような、シンプルで品のあるロングヘアにしたっかたそうです

???

それが なぜか 「スカスカ」カットに

誰がどうとかではなく、これはどなたにも起こりえることだと思います

いろんな美容師さんに、いろんなお客様、いろんな価値観

同じ言葉を使う人間同士なのに 、ときに上手くいかないことはありますよね…

さて、そんな時代を越え

毛先の厚みが少しづつ復活してきたので、今回ようやくストパーの出番です♪

ストパーのアイロン途中です

ビフォーの状態は もっと、なんだろ…ファサファサした髪質です

ウネウネ! ではないけど、パサっと モサッとして 湿気に敏感な髪でした

ストパー完成後

コツコツ髪を入れ替えて…美髪への階段を上りました

万全になるには、もう少し時間が必要ですが、ここまできたら少し安心

でも

見た目とは裏腹に、元々のダメージの蓄積があったので

その部分は 酸性領域の薬剤で なんとか乗り切りました!

どんな髪にも使うわけではないので、ここぞというときの お守りにしてます

アイロンの工程は 一段と難しいし、時間もかかるので、本当に必要な場合以外ではやりたくありません

これまた一歩間違えると、事故(失敗されるケース)の多い薬剤なので、みなさんもご用心!

通常の美容室で多いのは中~高アルカリ領域』、僕のとこではアルカリ領域』のものをメインに使っています

この毛先、、、

他のお客様の例

こんな感じになるよう しっかりナビゲートさせてもらいます♪

毛先の厚みに関しては、好みのあるところなので、皆さんは適度な範囲で調整してもらってくださいね!

まとめ

ストパーした髪に、パーマをかけるってどうなの?

もしかけるなら『デジタルパーマ』か『エアーウエーブパーマ』にしましょう。

「薬剤」と「熱」が合わさって形状変化(加工)した髪の毛は、

同様に「薬剤」と「熱」を使用するパーマでなければ、扱いやすいカールが表現できません

※ かかりのコントロールが至難の業なので 失敗のリスクも高いです!

ヘアカタや画像検索で 妄想を膨らませすぎない方がよいかも!?ですね

担当美容師さんの“経験値”と“計画性”の要素が大きいと思います

続いて

たくさん髪をすいて 減らしてると、どんなデメリットがある?

ストパーの完成度を落とす。またパーマをしたくなった時に不利(長さを変えない場合)。

すいてる髪には、短い毛が沢山含まれているので

短い毛は、正確にアイロンの熱を伝えづらく完成度が落ちてしまう事があります

大部分が真っ直ぐになってはいるので、それが許容範囲なら問題はないですのですが

すいてる度合いが大きいと、仕上がりに差が発生するのでほどほどに~

もう1つの大きな問題は

パーマを当てるときに、毛束の密度が無いと、カール感が活きてこないという事です

毛先にかけての程良い厚みがあってこそ “動き”や“ニュアンス”が表現されます

根元や中間部分に比べて「弱すぎる毛先」だと、役不足におちいりやすいので

パーマを検討されてる方は、すき方とタイミングは計画的にいきましょうね~

さてシリーズで つらつら書きましたが、最後まで読んで頂きありがとうございます

必要な情報は見つかりましたか?

あなたが良きヘアライフを送れること願っています \(^o^)/

以上エンダヨシノブでした♪

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