【ヘアドネーション ボブ実例】右側(or 左側)が跳ねる原因ってここ!! 生えグセの存在を確認しよう

エンダヨシノブ
すくすく20年選手の美容師
どれも仕事の現場から生まれた、太く濃い記事です。日常のどこかで情報を活かしてくださると幸いです。

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それでは 本編をお楽しみください~♪

 

 

現場で髪を切る人間としては、髪の「生えグセ」の存在を、もっと知ってもらいたいと思います!

おそらく大抵の方は、ブローやヘアアイロンの操作を苦手としていませんか?

「あれ~?なんでいつも右側(or 左側)の髪が跳ねちゃうの?」

みたいなこと、8割くらいの人に起きてるんです

「生えグセ」とは 持ち前の“素材”のことなので、髪質と同様、個人でどうこうできるものではないです

ただ

こんなこともあるんだと知っていれば、美容師が作る髪型に納得しやすくなります

こちらも参考にどうぞ

では お客さまの実例写真を12枚入れて分かりやすくお伝えしていきます

目次

before

毛髪の太さは普通で、髪質は真っすぐ“ストーン”とする髪の毛

今回のオーダーは、『ワンレンボブ(あごの下の長さで)』となっています

立派な長さですよね

せっかくなので 1cmも無駄にしないような心意気でまとめてます

いざカット!

さっそく切らせていただきますが、ここはあっという間なんです (^^)

切る前のゴムでまとめる段階が重要ポイントです

キレイな髪ですね~

左側:2束は両サイドの髪で、やや短いですが十分な長さあります

右側:4束が耳より後ろの髪です

切りたてホヤホヤで、体温でも残ってるんじゃないかと思うくらい

髪のない自分に、こんにちは~ですね

うわー、私切っちゃったよーーーな感じでしょうか(笑)

ほんと長い間お疲れさまでした♪

切ったあと

では、シャンプーをしてから、切り直していきます

美容師はここからが本番です!!

ベースのワンレングスカット(段差のない髪型)をして乾かしました

これからドライカットに入ります

僕は、この段階で「ハンドブロー」や「ブラシ」を使ったブローをしません

なるべく形の加工をせず、“素”に近い状態で髪を切りたいからです

※ 美容師によりカットの考え方が違うので、「僕の場合は」ということです

それでも こんなに整って見える髪質です

おや?

よく見ると頭頂部から髪が弧を描いて…毛先が右のほうに向かってます

髪の生えグセとは

実は、頭皮には「つむじ」がいくつか存在していて

毛穴がいろんな方向を向いています

そこに発生する “髪のねじれ”と“毛流”をあわせて、僕は『生えグセ』と呼んでいます

!!

つむじの3cm下をめくってみると、よりハッキリ毛が流れています!

このような髪の動きこそが、右側の毛が跳ねる!問題の原因です

さらに下の階層では、“ぴょんっ”とカールしているところも!

そして…

うなじのところは勢いよく飛び出てます!!

もう少しアップで見てみると…

もはや逆流してる展開です(汗)

「髪をバッサリ切る」というのは、こういう現象と向き合うことなんです

お客さまにとっても、美容師さんにとっても、、、

after

先ほどの状態から時間をかけて調整し、さいごにアイロン仕上げしました

短いのも似合っていますね♪

ハチより下の 生え方や毛流により、髪型が「丸いシルエット」になりやすいので

中間部分のボリュームをつぶして仕上げました♪

いや~ 1時間ちょっと前はロングヘアだったんですよね

周りの反応が楽しみです♪

さいごに

いっけん真っすぐに見える髪でも、頭皮(毛穴)由来の『生えグセ』が存在します

※ とくに後頭部の内側にあります

今回のお客様のように

「左から右へ向かう毛流は本当よく見かけます

※ つむじから時計回りの生え方になっている人が多いから

美容室では、僕ら「プロ」がスタイリングして綺麗にしますが

翌日からは「あなた」がすることになります

せっかく短くなったのだから、ご自身でもスタイリングの練習を始めてみましょう~ !(^^)!

ここだけの話し

長さの設定」が骨格に合っていないと、カットだけで簡単にきまらないです

髪型をどうしようか悩むのも楽しい時間かもしれませんが、スタイリングをあまりしない場合は

「素材に合ってる」髪型を優先するべきです

そのためのジャッジは美容師さんにまかせましょう~

ちょっと細かい点ですが、初見でバッサリ切る難しさってあるので

僕が思う、髪の「生えグセ」について語らせてもらいました

以上エンダヨシノブでした \(^o^)/

ほかの支援の方法も増えてますよー

実は髪の送り先は5つあります、主体的に選びましょう

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