あなたの思い出がつまった髪を、その志しと共にお預かりさせてもらってます
おそらく 2~300件以上は切らせてもらってるので、沢山お伝えしたいことがあります
※ そこそこ長い文章になってしまうのはご容赦ください
~ これから考えてる方へ ~
ヘアドネーションを より意義のあるカットにするために
切る前に、自分ができそうな髪型をイメージしましょう!
でも
ずーっとロングヘアだから、美容室に行くまでの周期も長いし、普段は結んでるだけだし...
あれ? 髪型って どうやって決めるんだっけ!?
みたいな方もいらっしゃると思うので、この記事から自分に当てはまるヒントを見つけてくださいね♪
お客様5人の実例と共に解説していきます
本内容に関連する記事を、文末にたくさん載せてありますので、どうぞ最後までご覧になってください♪
さて、髪型どうする?
結論からいうと、ドネーション後は「ボブスタイル」にする方が多いです
長さは
- 短めのボブ(アゴより上~下)
- 長めのボブ(肩の上)
段差を
- いれる
- いれない
そもそも、髪を 31cm以上切るので、選択肢が〈ボブ〉か〈ショート〉になる方が大半です
美容室で いざヘアカタログを眺めても なかなか決めきれるものじゃありません
どれも素敵な髪型に見えて、似合うものが分からないから!
なので
最初に考えるべきは、シンプルに…
- またロングに戻していきたい
- 髪型をそのまま維持 or ちょっと伸ばせればOK
ざっくり この2択から考えると、髪型選びが グッと楽になります♪
で、ボブはというと…
…どちらの場合でもイケる髪型です(笑)
トップの髪が長いので、時間経っても 髪型の崩れが少ないのがメリットです
仮にロングヘアに戻していくにせよ、毛先のラインが整っているので伸ばしやすいですよ
【美容室へ行く周期が長め】
もしくは
【スタイリングなんて あまりしたくない】
そんな方に相性が良いのではないでしょうか
基本は 好きな髪型にするのがベストだと思います
が、
切る前に、美容師さんに 以下の内容について話しておくのがオススメです
朝、どのくらい髪に時間かけられますか?
→ 髪を濡らす・濡らさない | |
→ ドライヤーをかける・かけない | |
→ ブローをする・しない | |
→ アイロンを使う・使わない |
整髪料をつけるのはOKですか?
→ メンドウでちょっと… | |
→ つけ方が分からない | |
→ 肌荒れするからつけれない |
※ 僕の個人的な意見
ロングヘアの方はスタイリングされない方が多いので、”とくに何もしない”とか”苦手なの~”とか、慣れてるので気にしないでください
恥ずかしがらず、ありのままを伝えてもらった方が、やりやすいです!
あとは、、
『髪質』もポイントになってきます
同じ髪型に切っても、髪質により見え方が違ってきます
それでは ここまでに説明したことを踏まえて、実例を紹介していきます!
1人目の方
『うねりの強い髪質』
こちらのお客さまは、普段ずっと髪を結んでるそうで
〈今後、また伸ばしていくパターンです〉
(後日、お母さまもドネーションでいらしてくださり、親子で身も心も軽くなっていただきました)
できるだけ長く寄付されるため、見事にばっさりカットされました!
※ この写真はブローしてます
一緒にいらしたお母さまに、ドライヤーのコツなどお話しさせてもらいましたが
学生さんで、毎日この状態を維持してるのは無理なので( 体育の授業とかあるだろうし )
現実的には、もっと ウネリのでてる感じだと思います
表面の髪は長め設定( 段差がほぼない髪型 )なので
もし、中間より上を ザクっとまとめられればOKな方なら、この長さで十分です
※ ただし「こめかみ~もみあげ」と「えり足」の髪は、結び目から距離があるので、長さが足りず落ちてきやすいです
なので
しっかり結びたい方は、肩くらいある 長めのボブだと安心ですよ~
(… その代わり、下ろしてるときは かなりハネますけどね)
2人目の方
『髪質・太さ、普通』
クセでうねるっていうより、パサパサしやすい乾燥毛で、湿度でまとまらないタイプ
何はともあれ 素敵な笑顔ですね
〈今後は、しばらくボブでいくかも!? という方〉
ベースは「前下がりボブ」で、前髪はサイドとほぼ同じ長さの設定です
( アゴのとこの髪はカールさせてるので、実際はもう少し長いです )
バックからフロントにかけて、前下がりの “段” が入っていて
丸みの位置が鼻の高さより下にくるようになってます
前髪のある・なしに関係なく、ボブの定番シルエットの1つですね
※ 髪質により、段差の幅を変化させたほうが近くなる場合もあります
首の長さや 筋肉の付き方など、人それぞれ骨格 (つくり) の違いがあるので
『横顔』や 『首のライン』を どう見せたいか?
それによって、サイドと えり足の長さ設定を決めましょう!
3人目の方
『細くてボリュームがでない髪質』
もしかしたら、いつかまたドネーションするかも! という 心意気をお話ししてくれました♪
素晴らしい!!
なので〈今後、また伸ばしていく予定〉
この髪質に合わせるなら、あまり凝ったことしない方がベターかと、、
theシンプルボブ、なんですが
実はお二人目の方と、カットはそんなに変わらないんですよね
髪質とスタイリングの違いです
髪がキレイに見えやすいぶん、ボリューム感が出ず、髪型の選択肢が少なめです…
どうしても変化をつけたい場合は、パーマを当てるのもいいかもしれませんが~
【技法に注意!】
かかりづらく、とれやすいので普通のパーマでは難しいでしょう
たぶんアイロンでつけたカール(スタイリング)だと 2時間もたなそうです
しかし 緊張がほぐれて 良い表情です~、お疲れさまでした!
4人目の方
『とても乾燥しやすく、カラーやパーマ(などの薬剤施術)で痛みやすい髪質』
ヘアドネーションが、ばっさりと髪を切る良い理由になったそうです
しばらくロングだったので〈今後は短めを継続でもOKとのこと!〉
ショートヘア!
シャンプーやドライがどれだけ楽になることか♪
しかーーし
バッサリ切ると、事前には分からないクセが突如現れます
とくに後頭部の真ん中から えりあし辺りに!
でも、このくらい短くしてよければ カバーしやすいんです
(ハネるところをカットで “切り落とせる” から)
ラスト 5人目の方
以前、縮毛矯正をかけさせてもらった方です
結婚式のご予定が済んだので…
からの…
ドドンと重力から解放されました
先ほど4人目の(ショートヘアの)方と、細部の長さ設定は違いますが、基本は同じ方向性の髪型です
実は他の記事にも登場いただいた方です
髪が『ハネる』とか『ふくらむ』なんてことに困ってる方は
- 表面(トップ)が長めの髪型にする
- ショートまで切り込んで目立たなくする
- ロングになるまで耐える
- 縮毛矯正をする(根本的な解決)
担当美容師さんと一緒に、適切な解決策を見つけましょう~
そもそも・・・
「細かいところは 切ってみるまで分からない」のは、お客さまも美容師も同じです
いったんボブにして、少しづつ短くしていくのも ありかもしれませんね
切った後の大事なポイント
さて
ばっさりカットした後に、意識するべきは
頭頂部の「分け目」グセ!!
しっかり刻まれているので
頭頂部(トップ)を つぶさないように乾かしましょう!
個人的には「髪型」より大事なポイントです
「分け目」に関して、勘違いされてる方多いですが
目立たなくしたければ、ドライヤーの当て方が肝心です!
カットの上手い下手とは違う次元のお話しなのでご理解ください
(前髪のあり・なしは大きく関係しますけどね)
美容師さんに ドライヤーのポイントを確認してから帰りましょう!
- 全体のシルエットを整えるためのポイント
- 分け目を目立たなくするポイント
全体が短くなってるので、切る前よりかは大変ではないですよ~
長年の習慣が 毛穴の向きにも影響してますので
しっかり時間をかけて分け目を馴らしていきたいですね
↑↑↑ だったのですが
特殊なカット技術 “ヘアリセッター” を習得したので、その問題は解決しやすくなりました
(1回で完璧に直せるという訳ではありませんが、確かにぼかしやすくなります!)
※ 美容師さんの間でも有名な技術ではありません
もしきっちり習得してる美容師さんのところへ行けるのならオススメです!
(どちらにせよ髪が扱いやすくなるので、僕は好きな技術です)
おわりに
ドネーションする前に、いくらヘアカタログ見てても悩むばかりです
- 骨格
- 髪質
- はえグセ
- 自分のスタイリング能力
これらが、どのくらいフィットしてるかがポイントになるので
消去法で考えると…
意外と、髪型の選択肢はそう多くないかもしれません
ドネーションの場合、僕はボブ率が高いですが
大事なのは、担当美容師さんが「どうバランスを作るか」です
むしろ、洗うのと乾かすのは 楽になったぶん、分け目対策だけは しっかりしましょうね!
お風呂から出たあと、そのまま自然乾燥してしまうと、はえグセに負けてトップのボリュームがでずらくなります!!
頭頂部や、クセのでやすいところは、1秒でも早く乾かしましょう!
タオルで頭をくるんでる場合じゃありません (^^;)
もし時間が経過してしまったら、頭皮のところだけを軽く湿らせて「リセット」しましょう~
ヘアドネーションの機会に、あなたらしい髪型やお手入れを探してみてくださいね♪
以上 エンダヨシノブでした\(^o^)/
良きヘアライフのヒントは見つかりましたか?
もし周りに髪の長い方がいたら、こんな活動があるんだよ って伝えてみてくださいね♪
募金だけでも全然大丈夫ですので、こちらを覧なってみてください
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