シリーズその2です
今回は、ストパーで「美しくなれない」絶対条件をお伝えします
大失敗されてトラウマになる前に、何かできることはないのか?
ぜひ ヘアダメージについて真剣に向き合ってみてください!
シリーズ1の復習はこちら
では続編 はじまりはじまり~
ビビり毛とは
一言でいうと、竹製のホウキのような見た目です
髪が濡れてるときはテロンとして、乾いてるときはバッサバサ、手触りはゴワゴワ
髪としては最終地点なので、なるべく切るにしても、その部分がなくなるまで年単位の時間が必要です
その髪 大丈夫?
例えば
「これは特許を取得した成分配合の、ダメージレスのお薬です!」
なんて宣伝文句があっても、ストパーかければ ヘアダメージは増えます、必ず
(その場では分かりづらいから、やっかい)
まず、そのダメージについて書いていきます
日頃の体感として…
お客さまが体感 (自覚) してるヘアダメージと、美容師側が感じるヘアダメージの認識(レベル)は
けっこうズレてることが多いです
よく、カウンセリングの時に 「痛んでるところ切ってください」って言われますが
素直に受け取っちゃうと 実はけっこう切ることになるんですよね
10段階のダメージレベルでいえば、本当は“6”までいっちゃってるけど
お客さまが言ってるところって、“2”くらいのところかな?とか
今回は“4”くらいまで切って欲しいのかな? って補正して考えるんですね
つまり プロである美容師とお客さまでは、ダメージレベルの物差しが違います
で、それがなんの話かというと
大丈夫だって思ってる髪のコンディションでも、気軽にストパーすると危ないケースがあります!
負のホップステップジャンプ
もしあなたが「パーマもストパーも絶対しない!」
もしくは「ずっとショートヘアでいいの!」
っていう方なら、何も言いません
しかし
季節によってカラーを明るくしたり暗くしたり、または
頻繁にホームカラーで染めたりしてようものなら…
ダメージのムラがすごいんです!
美容師目線ですが、こんなイメージです
ダメージレベルを知りたいので、まず施術履歴を確認して、最終的に手触りでも判断します(感覚頼り)
その時点で、 美容師Aさん・Bさん・Cさん といたら、同じ髪を見ても少しずつ違う判断になってしまいます
その差が悲劇のビビり毛を生む始まりです
縮毛矯正の薬剤は、髪によって過剰反応してしまう時があります
もうね、しょうがないんです
薬剤を弱めるとか、放置時間を短くするとかの対処で大丈夫な場合もありますが
優しいといわれる薬剤でも、「 ヤバッ!ちょっと時間置きすぎた~」で
ダメな時もあります
※ 反対に、“薬剤の作用不足”でも クセを伸ばすことができません
いつもは、1(薬)+1(アイロン)=2(綺麗)
だったのに…
1(薬)+1(アイロン)⇒ 30(暴発)
→ 『ビビり毛』発生!
薬剤の塗り分けも、ダメージムラが大きいと、まず正確には無理です
“感覚”でやってるから、いつかどこかのタイミングで都合悪くなります
僕らが扱ってる“低アルカリ高還元”の薬剤は、美容師の薬剤ミスを減らしやすいような製品です(それでも過信はダメですけど…)
扱ってるのは、小規模な美容室ばかりです
でも全国的にはそこそこ? 取扱い美容室があるはずなので、もし気になったら検索してみてください
「薬剤が過剰に作用してしまった髪の毛」は、高温のアイロンワークにより、髪としての機能を失います
仕上げのドライヤーの最中に、お客さまはもちろん 美容師さんも「あれれ??」という空気に・・・
そう ビビり毛の完成ですね
悪気はないんです 誰も
硬くバリバリとした髪になってしまったら最後、普通の美容師さんにできることはありません
(なるべく切るしか・・・)
トリートメントしてるから?
今の時代 カラーしてる人も多いし、なんなら毎日コテで巻いてたり、それなりのヘアダメージはあって当然です
なので美容室で良いトリートメントして栄養に満ちた 指通りのいい髪なんて最高ですよね!
もう最高! さいこウゥ・・・??
そう、いいんですよ その場だけなら
(本当はトリートメントによる キツいコーティングは、髪に弊害ありますが、それは置いときます)
シャンプーのCMのようなイメージを持ってると、勘違いしてしまいますよね
世の中には、“補修効果”とか“○○成分配合”とか、キラーワードだらけですが
いくら高級なトリートメントをしても、髪のダメージは根本的に治りません。。。
手触りが良くなるのは嬉しいですが、それはコーティングによるもので
傷口のように回復はしてません、「治ったふう」です…
※ 美容室のメニューしても同じです
↓↓↓
実際はダメージあるのに、そのレベルが分かってないと致命傷を負う!
GoodBye ビビり毛!
ビビり毛の原因とは
- 髪のコンディションを適切に判断できてなかった
- 忙しい時間帯にちょっと長く放置されてしまった
あとあとふり返れば、些細なところを怠ってしまったがゆえの悲劇…
それらを踏まえると、この2つは徹底するべきです
① 髪のダメージを意識した上で、カラーの色味や明るさを楽しむ(計画的に)
② 良い美容師さんに出会っておく
今回は不安を煽る記事となり、無粋な感じも否めませんが
実際 なってしまったら「THE END」なので、日頃から気をつけられるところは頑張りましょう!
例えば
- 髪はドライヤーで完全に乾かす(寝る前までに)
- 雑なブラッシングや、タオルでこすり合わせて拭くのはNG
→ 与える『摩擦』を減らす!
~結果~
発生するヘアダメージの進行を、“可能な限り”遅くできる
まとめ
ストパーすれば確実にダメージは増えます
「ウチは良い薬剤使ってるから大丈夫!」なんて甘すぎです
見えてない聞こえてこないだけで、世にどれだけ失敗の数があることか…
※ かく言う僕も“やってしまった”経験のある一人です
ストパーでのNG思考・行動
■ 美容室でトリートメントしてるから大丈夫なんでしょ!? | |
→ ダメです、通用しません髪は消耗品なので(結局みんな超短期的にしか効果を感じてないのでは?) |
■ 全頭カラー(or ホームカラー)で蓄積した薬剤ダメージ | |
■ 日々のヘアアイロンによる蓄積した熱ダメージ | |
→ 危険要素です! こういう見えづらい原因により髪が暴発しちゃうんです |
「えー何とかなるんでしょ!?」って
失敗されてからだと、虚しい響きにしかなりません…
トリートメントを頑張ったところで
今かかえてるヘアダメージを無かったことにはできませんから
日々の発生を減らす努力をしましょう~
僕は 「低アルカリ高還元」の縮毛矯正で成功体験を積んだので、どうしても それ推しになってしまいますが
一般の薬剤を使ってても上手い美容師さんは必ずいます
しかし、問題はその上手い人に担当してもらえるかなんです!!
多くの方は年に数回しか美容室の利用はないと思うので
ダメージ管理してくれる美容師さん選びが大事だと思います
それこそが ストパーの出発点ですよ♪
以上エンダヨシノブでした
最後まで読んで頂きありがとうございます!
お役に立ちましたか? ではまた続編で~\(^o^)/