【あなた→美容師】指名する理由・しない理由【それ誤解です!6選】

エンダヨシノブ
すくすく20年選手の美容師
どれも仕事の現場から生まれた、太く濃い記事です。日常のどこかで情報を活かしてくださると幸いです。

2023, 4月より一人美容室『Uruji(ウルジ)』をスタートしています!
記事の下にHPのリンク、LINE予約もあるので、見てみてください(^^)

~かんたん記事検索~

そろそろ何かはじめないと、、、っていう方がピンポイントな情報を探すための「記事一覧まとめ」です

《情報収集》という点では、動画やSNSよりも密度が濃く時間効率が良いのでオススメです!

⇒コチラからどうぞ

 

 

 

それでは 本編をお楽しみください~♪

 

 

いまこの記事を見てるあなたは・・・

美容室を変えようかモヤモヤしてる方ですか?

選ぶのって、ほんとう難しいですよね

それとも

まだ 相性の良い美容師に出会ってない感じでしょうか?

今までの経験上、、、

誰でもいいから綺麗にしてくれればOK!

急に髪が気になって今すぐ行きたいの!

なんていう方も多いですし

もしくは、、、

日常の忙しさを忘れてリラックスしたいの~

髪のコンプレックスを何とかしてほしいわ~

自分の可愛さをもっと引き出してほしいの~

というお客さまも来店してくれてます

さて、あなたはどんなタイプですか?

▶ それなりの美容室なら、「利便性」重視

▶ 美容師自身、つまり「人」重視

正解はないですし、時と場合により変化することもあると思います

今回の記事を読めば、美容師の指名をするべきかについて

きっと『あなたなりの答え』が ジワ~ッと出てくるはずです♪

なお美容室の現場では、担当者を指名されない方を

「フリー」のお客さま

と呼んでいるので、記事内でもそのように表現します

目次

美容師が指名をほしい理由

こういう話題だと つい忘れられがちですが、まず『大前提』から書きますね

お店にいらしてくれるお客さまは

指名があろうが なかろうが【ありがたい存在】です

なぜなら

自分の美容室が「存続」できるから

(どの地域にも美容室が多いと思ったら、全国に25万件もありました!)

また

毎回指名するのが「ルール」とか「マナー」ということはないので

堅苦しく考えないで下さいね

では本題です

上記を踏まえつつも…

美容師側から言わせてもらうと、指名をもらった来店のほうが嬉しいです

やはり

「モチベーションが上がる!」という意見が多いです

  • 歩合制の場合は収入が上がるから!
  • 指名客数や売上の目標数字を達成したいから!
  • お客さまからの信頼のアカシだから!

どれもが美容師としての やりがいを感じる部分ですよね

もっと広い意味で言うと

指名をもらうという事は

【自分の存在価値】や【過去の努力】を認めてもらう行為です

誰だって、大なり小なり “意義” が欲しいですよ~

技術や 接客スキルの習得に、かなりの時間を費やしていますからね

だから髪を預けてもらうことは、モチベーションアップにつながるんです

とはいえ、それらは美容師にとってのメリットですよね

では、お客さま視点でもっと核心に迫ってみましょう~

“指名”するメリット

信頼度や期待感の表れとして、”指名予約” を受けてる以上

美容師は、このお客さまの味方になりたい!って思います

とうことは・・・

『親身になってくれやすい』

これが あなたにとって最大のメリットではないでしょうか

ひとくちに親身になると言っても、美容師それぞれの表現方法や個性がありますが 

  • 相談のしやすさ
  • 接客での距離感
  • スムーズな施術
  • 仕上がりの安定感

来店回数により、これらの質が上がっていくということです

巷では、3回は同じ美容師に担当してもらった方がいい、という説があるくらいですからね

髪のクオリティを維持しやすかったり、滞在中のリラックス度が高まったり

あなたの価値観からみていかがですか?

指名して美容室に行くのは、こんな人に向いてると思いますよ♪

▶ 毎回 同じことを伝えるのが面倒~

▶ 自分の性格や 髪質を把握して施術してほしい

“フリー”のメリット

逆に、指名しないメリットは大きく3つあります

① 美容室に行きたいタイミングで行ける

 = なんなら複数の美容室を使い分けられる

② 指名料金やランク料金を上乗せしなくて済む

 = 余分な出費を抑えられる

③ 必要以上に話さなくても気まずくない

 = 美容師との会話が苦手でもOK

※ 僕は指名の方でも髪の話し以外 あまりしないので、担当者によります

まとめると

髪型のクオリティを確保するより、利便性において大きく有利です

(もしかしたら クオリティだって落ちないかもしれないし)

「フリー」で美容室に行くというのは

指名するメリットが感じられない場合には、当然の選択肢だと思います

▶ 近場では どうしても相性の良い美容師が存在しない

▶ 髪にそこまで時間や労力を割きたくない

指名とフリーを別の視点でいうと

例えるなら、、

【美容室にフリーで通うというのは】

「大手飲食チェーン」に行く感じに近いかと思います

どこの店舗でも同じ味を提供してくれる安心感、そこに価値を置く方に最適です

【美容師を指名して通うというのは】

「個人飲食店」の創作料理を求めて行くイメージです

そこでしか味わえない、そういう価値を求めてる方に最適です

優劣はないですし、人の価値観は変わっていくものです

その時その時で上手く使ってもらえればと思います

指名にまつわる誤解

みなさん様々な疑問があると思うので、僕の率直な意見を書いていきます

① 指名をいただく温度

ひとくちに「指名」って言っても、いろいろあると思うんですよね

  • なんとな~く指名してくださる方
  • 接客応対が良くて指名くださる方
  • 技術が気に入って指名くださる方
  • いちファンとして指名くださる方

美容師の仕事的には、性別問わずファンになっていただくのが最終目標ですが

全員が自分のファンになってくれる事は難しいと思ってます

なので・・・

もしあなたが、普段「なんとなく」指名してないのであれば、そこまで重く考えず

もっと… 「なんとなく」指名してもいいかもしれませんよ!?

フワッとしててもOKなんですよ~

僕は、同じ美容室内でも担当の指名変更はアリだと考えています

⇒ 適正に評価されてしかるべきです、あなたが我慢する必要はありませんよ

※ 理由は後述します

試しに他の美容室に行った時の対策(笑)

② 指名するのは「恥ずかしい」

そういう考えもあるみたいですが、告白されたー!なんて舞い上がったりしないのでご安心を

あとですね、

妙に意識が高い人だな〜、なんて思いません!

ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが、、、

僕らは「仕事」をしているんです

美容師の意識的には、「今日できるベストなことをする」シンプルにそれだけです

学校選びとか、会社選びとかと同じ感覚で、もっとドライに適性を考えても良いと思いますよ

同じ美容師と共に一生を! なんてルールないですから(…嬉しいとは思いますが)

③ 初回ってどうなの?

これは美容室の方向性によります

お店の入客システムや、担当者の経験年数などにより違いが大きいので、おおまかなイメージとして捉えてください

■ 価格をリーズナブルにして、一人でも多くの集客を見込んでる美容室

“指名せず” 行く方も多いと思います

■ 美容師さん個人が、インスタやYouTubeで積極的に集客してる美容室

“指名して” 行く方が多いと思います

■ 有名な美容師さんが集結してる高価格帯の美容室

“指名して” 行く方が多いと思います

僕は、初回で指名来店の方は「情報収集してきたんだな」って判断するので

何か悩んでるのかな?、他で上手くいかなかったのかな、と思って話します

④ 指名しない人には手を抜くの?

人によると思います

そういう美容師をチラっと見たことあるけど、多くはそうじゃない人ばかりですよ

美容室の品格、美容師の品格、あなたの直感が正しいのではないでしょうか

とはいえ

一日に沢山こなさなきゃいけない美容師さんは、一人ひとりに等しく本気出せるかは微妙じゃないですかね

(チカラ配分は指名客のほうが高くなると思われます)

※ 人気美容師さんは、アシスタントさんと連携し効率的に仕事を回すので、マンツーマン施術を求めてる方は美容室を選びましょう

僕の場合、「手を抜く」というより、フリーの方には “やらない技術” はあります

細やかな工夫を入れた施術は、単発でやっても効果が最大にならないので・・・

基本、同じ水準の施術を意識してますけど、正直やり方は変えてます

➄ 別の担当者に変えてもいいの?

例えば、こう考えてみてはいかがでしょうか?

美容室 ショッピングモール

美容師 各お店(テナント)

ショッピングモール内「ルールは共通」でも、各お店で販売してる商品「別物」ですよね

消費者は好みで選んで当然です

⇒ 必要性・必然性を感じなくなれば、遠慮なく他の美容師、または他の美容室に移るべきですよ!

だからこそ僕らは毎回が真剣勝負なはずです

なんでもできそうな美容師にだって、それぞれの仕事の傾向や

・得意分野(おすすめしがち)

・苦手分野(積極的にはすすめない)

ってあるんです

過去に勤めていたお店でも、お客さまと担当者のミスマッチが起きてる… と感じることもありました

担当を変えることを躊躇しないでください (その美容師自身のためにもなりません)

たしかにショックですけど、もう同じ過ちをしないようにと考えるので、いずれ仕事の純度は高まっていきます

短期的には自信を失うけど、長期的には成長の糧になります

手抜きの仕事なんかしてたらモッタイナイんですよね~

本気でやってるからこそ諦めもつきます

なので、遠慮なく切り捨ててください(笑)

(・・・っていうのも変ですが、本心です)

⑥ 私、髪への意識高くないから…

これ思うんですけど、、、

髪に手間ヒマかけたくない方こそ、より自分に合う カットやカラーをされるべきでは??

ただ受け身でいるだけなのに、良い感じの髪になったらラッキーじゃないですか?

美容師が言うのもアレですが、、、

毎日、教科書のように手入れできなくてもいいんですよ

少なくとも僕はそういうスタンスです

髪に手間ヒマかけたくない、っていうのも 普通ですよフツ~

あなたはあなたのままでイイんです!

(って何の話や??)

さて、ここまで読んで頂き ありがとうございます

以降の内容は、僕の より個人的な仕事観なので、多くの美容師さんに当てはまることではない気がします。。。

なんだか興味でてきたわ、っていう方のみどうぞ~♪

“僕が” 指名してほしい理由

実は、僕が指名してほしい理由は、ネガティブな要素からくるものです

大変おこがましいのですが・・・

それは

ひとつひとつの仕事がしづらい!助けてー!

という本音があるからです

いろんな美容師さんが担当すると、「作り込み方」や「目指す方向性」がバラバラ

今回も、その次もパフォーマンスを発揮できない場合があります

(前の美容師さんの技術履歴が色濃く残ってるいるため)

例えばカットの時、僕らは数えきれないほど ハサミを開いたり閉じたりしていますが

それは絶え間ない “取捨選択の連続” なんです

だから 思考が違う人間が作業すればするほど、ズレが大きくなってきます

実際に同じ店舗内でも

・ 道具の選び方・使い方

・ 施術中の立ち位置・手の角度

・ 薬剤を塗る幅・量

など全般、けっこう違います

ひとつひとつの施術が 数か月後に どう繋がっているかを考えて仕事していますが

※ 心の声

「え!ここ髪ないじゃん… どうしよ~」

「なぜここに こんな段差が!?」

「髪の傷みがキビシィよぉぉー」

と、すでに ぶっ壊れていたら制限だらけなんです

切る、染める、曲げる、伸ばす、話す(説明)、について

もし僕が お客さま側だったら、、、

「ここまではして欲しい!」っていう水準があります

お金と時間をいただく以上、そこはクリアしなきゃな~と思って日々やってます

例えばですよ、、、僕ならこういう答えになるんですよ

あなたにとって プロフェッショナルとは??

過不足なく施術する人のこと

「未完成のまま カネなんかもらえるか!べらんめぇ!」って思いながら

やっぱり僕は、まず技術で信頼を得てから、その後ジワ~ッと人間関係が出来上がるほうが好みなんです

ペチャクチャ喋って、とりあえず良い気分にさせればOK!

みたいなの性に合わないんです

賛否両論あると思うし、ビジネス的に時代錯誤かもしれませんが、ずっと現役で楽しくやっていきたいからこそ

泥臭い正面突破を続けたいものです

HAHAHA~

では!

本音をツラツラ書きましたが、長くなってしまったので締めます!

では

2021年2月の厚生労働省の発表では

~ 令和元年のデータ ~

全国の美容室: 25万4千件

全国の美容師: 54万人

数字的にはですけど

あなたと美容師の組み合わせは、それこそ一生じゃ足りないくらいあるんです

どこかには相性の良い美容師がいるのは 間違いないんでしょうけど

あなたの行動範囲に存在するかですよね!?

だからこそ

  • あなたの価値観 指名するメリット
  • あなたの価値観 指名しないメリット

どちらが上回っているのか、今一度見直してみましょう~

以上エンダヨシノブでした \(^o^)/

ちょっと重い?話もしましたが

このブログを通じて、あなたの髪の「ご武運」を祈ってます~

ではまた!

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次