いまこの記事を見てるあなたは・・・
美容室を変えようかモヤモヤしてる方ですか?
選ぶのって、ほんとう難しいですよね
それとも
まだ 相性の良い美容師に出会ってない感じでしょうか?
今までの経験上、、、
◇ 誰でもいいから綺麗にしてくれればOK!
◇ 急に髪が気になって今すぐ行きたいの!
なんていう方も多いですし
もしくは、、、
○ 日常の忙しさを忘れてリラックスしたいの~
○ 髪のコンプレックスを何とかしてほしいわ~
○ 自分の可愛さをもっと引き出してほしいの~
というお客さまも来店してくれてます
さて、あなたはどんなタイプですか?
▶ それなりの美容室なら、「利便性」重視
▶ 美容師自身、つまり「人」重視
正解はないですし、時と場合により変化することもあると思います
今回の記事を読めば、美容師の指名をするべきかについて
きっと『あなたなりの答え』が ジワ~ッと出てくるはずです♪
なお美容室の現場では、担当者を指名されない方を
「フリー」のお客さま
と呼んでいるので、記事内でもそのように表現します
美容師が指名をほしい理由
こういう話題だと つい忘れられがちですが、まず『大前提』から書きますね
お店にいらしてくれるお客さまは
指名があろうが なかろうが【ありがたい存在】です
なぜなら
自分の美容室が「存続」できるから
(どの地域にも美容室が多いと思ったら、全国に25万件もありました!)
また
毎回指名するのが「ルール」とか「マナー」ということはないので
堅苦しく考えないで下さいね
では本題です
上記を踏まえつつも…
美容師側から言わせてもらうと、指名をもらった来店のほうが嬉しいです
やはり
「モチベーションが上がる!」という意見が多いです
- 歩合制の場合は収入が上がるから!
- 指名客数や売上の目標数字を達成したいから!
- お客さまからの信頼のアカシだから!
どれもが美容師としての やりがいを感じる部分ですよね
もっと広い意味で言うと
指名をもらうという事は
【自分の存在価値】や【過去の努力】を認めてもらう行為です
誰だって、大なり小なり “意義” が欲しいですよ~
技術や 接客スキルの習得に、かなりの時間を費やしていますからね
だから髪を預けてもらうことは、モチベーションアップにつながるんです
とはいえ、それらは美容師にとってのメリットですよね
では、お客さま視点でもっと核心に迫ってみましょう~
“指名”するメリット
信頼度や期待感の表れとして、”指名予約” を受けてる以上
美容師は、このお客さまの味方になりたい!って思います
とうことは・・・
『親身になってくれやすい』
これが あなたにとって最大のメリットではないでしょうか
ひとくちに親身になると言っても、美容師それぞれの表現方法や個性がありますが
- 相談のしやすさ
- 接客での距離感
- スムーズな施術
- 仕上がりの安定感
来店回数により、これらの質が上がっていくということです
巷では、3回は同じ美容師に担当してもらった方がいい、という説があるくらいですからね
髪のクオリティを維持しやすかったり、滞在中のリラックス度が高まったり
あなたの価値観からみていかがですか?
指名して美容室に行くのは、こんな人に向いてると思いますよ♪
▶ 毎回 同じことを伝えるのが面倒~
▶ 自分の性格や 髪質を把握して施術してほしい
“フリー”のメリット
逆に、指名しないメリットは大きく3つあります
① 美容室に行きたいタイミングで行ける
= なんなら複数の美容室を使い分けられる
② 指名料金やランク料金を上乗せしなくて済む
= 余分な出費を抑えられる
③ 必要以上に話さなくても気まずくない
= 美容師との会話が苦手でもOK
※ 僕は指名の方でも髪の話し以外 あまりしないので、担当者によります
まとめると
髪型のクオリティを確保するより、利便性において大きく有利です
(もしかしたら クオリティだって落ちないかもしれないし)
「フリー」で美容室に行くというのは
指名するメリットが感じられない場合には、当然の選択肢だと思います
▶ 近場では どうしても相性の良い美容師が存在しない
▶ 髪にそこまで時間や労力を割きたくない
指名とフリーを別の視点でいうと
例えるなら、、
【美容室にフリーで通うというのは】
「大手飲食チェーン」に行く感じに近いかと思います
どこの店舗でも同じ味を提供してくれる安心感、そこに価値を置く方に最適です
【美容師を指名して通うというのは】
「個人飲食店」の創作料理を求めて行くイメージです
そこでしか味わえない、そういう価値を求めてる方に最適です
優劣はないですし、人の価値観は変わっていくものです
その時その時で上手く使ってもらえればと思います
指名にまつわる誤解
みなさん様々な疑問があると思うので、僕の率直な意見を書いていきます
① 指名をいただく温度
ひとくちに「指名」って言っても、いろいろあると思うんですよね
- なんとな~く指名してくださる方
- 接客応対が良くて指名くださる方
- 技術が気に入って指名くださる方
- いちファンとして指名くださる方
美容師の仕事的には、性別問わずファンになっていただくのが最終目標ですが
全員が自分のファンになってくれる事は難しいと思ってます
なので・・・
もしあなたが、普段「なんとなく」指名してないのであれば、そこまで重く考えず
もっと… 「なんとなく」指名してもいいかもしれませんよ!?
フワッとしててもOKなんですよ~
僕は、同じ美容室内でも担当の指名変更はアリだと考えています
⇒ 適正に評価されてしかるべきです、あなたが我慢する必要はありませんよ
※ 理由は後述します
試しに他の美容室に行った時の対策(笑)
② 指名するのは「恥ずかしい」
そういう考えもあるみたいですが、告白されたー!なんて舞い上がったりしないのでご安心を
あとですね、
妙に意識が高い人だな〜、なんて思いません!
ちょっと冷たく聞こえるかもしれませんが、、、
僕らは「仕事」をしているんです
美容師の意識的には、「今日できるベストなことをする」シンプルにそれだけです
学校選びとか、会社選びとかと同じ感覚で、もっとドライに適性を考えても良いと思いますよ
同じ美容師と共に一生を! なんてルールないですから(…嬉しいとは思いますが)
③ 初回ってどうなの?
これは美容室の方向性によります
お店の入客システムや、担当者の経験年数などにより違いが大きいので、おおまかなイメージとして捉えてください
■ 価格をリーズナブルにして、一人でも多くの集客を見込んでる美容室
⇒ “指名せず” 行く方も多いと思います
■ 美容師さん個人が、インスタやYouTubeで積極的に集客してる美容室
⇒ “指名して” 行く方が多いと思います
■ 有名な美容師さんが集結してる高価格帯の美容室
⇒ “指名して” 行く方が多いと思います
僕は、初回で指名来店の方は「情報収集してきたんだな」って判断するので
何か悩んでるのかな?、他で上手くいかなかったのかな、と思って話します
④ 指名しない人には手を抜くの?
人によると思います
そういう美容師をチラっと見たことあるけど、多くはそうじゃない人ばかりですよ
美容室の品格、美容師の品格、あなたの直感が正しいのではないでしょうか
とはいえ
一日に沢山こなさなきゃいけない美容師さんは、一人ひとりに等しく本気出せるかは微妙じゃないですかね
(チカラ配分は指名客のほうが高くなると思われます)
※ 人気美容師さんは、アシスタントさんと連携し効率的に仕事を回すので、マンツーマン施術を求めてる方は美容室を選びましょう
僕の場合、「手を抜く」というより、フリーの方には “やらない技術” はあります
細やかな工夫を入れた施術は、単発でやっても効果が最大にならないので・・・
基本、同じ水準の施術を意識してますけど、正直やり方は変えてます
➄ 別の担当者に変えてもいいの?
例えば、こう考えてみてはいかがでしょうか?
□美容室→ ショッピングモール
□美容師→ 各お店(テナント)
ショッピングモール内の「ルールは共通」でも、各お店で販売してる商品は「別物」ですよね
消費者は好みで選んで当然です
⇒ 必要性・必然性を感じなくなれば、遠慮なく他の美容師、または他の美容室に移るべきですよ!
だからこそ僕らは毎回が真剣勝負なはずです
なんでもできそうな美容師にだって、それぞれの仕事の傾向や
・得意分野(おすすめしがち)
・苦手分野(積極的にはすすめない)
ってあるんです
過去に勤めていたお店でも、お客さまと担当者のミスマッチが起きてる… と感じることもありました
担当を変えることを躊躇しないでください (その美容師自身のためにもなりません)
たしかにショックですけど、もう同じ過ちをしないようにと考えるので、いずれ仕事の純度は高まっていきます
短期的には自信を失うけど、長期的には成長の糧になります
手抜きの仕事なんかしてたらモッタイナイんですよね~
本気でやってるからこそ諦めもつきます
なので、遠慮なく切り捨ててください(笑)
(・・・っていうのも変ですが、本心です)
⑥ 私、髪への意識高くないから…
これ思うんですけど、、、
髪に手間ヒマかけたくない方こそ、より自分に合う カットやカラーをされるべきでは??
ただ受け身でいるだけなのに、良い感じの髪になったらラッキーじゃないですか?
美容師が言うのもアレですが、、、
毎日、教科書のように手入れできなくてもいいんですよ
少なくとも僕はそういうスタンスです
髪に手間ヒマかけたくない、っていうのも 普通ですよフツ~
あなたはあなたのままでイイんです!
(って何の話や??)
さて、ここまで読んで頂き ありがとうございます
以降の内容は、僕の より個人的な仕事観なので、多くの美容師さんに当てはまることではない気がします。。。
なんだか興味でてきたわ、っていう方のみどうぞ~♪
“僕が” 指名してほしい理由
実は、僕が指名してほしい理由は、ネガティブな要素からくるものです
大変おこがましいのですが・・・
それは
ひとつひとつの仕事がしづらい!助けてー!
という本音があるからです
いろんな美容師さんが担当すると、「作り込み方」や「目指す方向性」がバラバラで
今回も、その次もパフォーマンスを発揮できない場合があります
(前の美容師さんの技術履歴が色濃く残ってるいるため)
例えばカットの時、僕らは数えきれないほど ハサミを開いたり閉じたりしていますが
それは絶え間ない “取捨選択の連続” なんです
だから 思考が違う人間が作業すればするほど、ズレが大きくなってきます
実際に同じ店舗内でも
・ 道具の選び方・使い方
・ 施術中の立ち位置・手の角度
・ 薬剤を塗る幅・量
など全般、けっこう違います
ひとつひとつの施術が 数か月後に どう繋がっているかを考えて仕事していますが
※ 心の声
「え!ここ髪ないじゃん… どうしよ~」
「なぜここに こんな段差が!?」
「髪の傷みがキビシィよぉぉー」
と、すでに ぶっ壊れていたら制限だらけなんです
切る、染める、曲げる、伸ばす、話す(説明)、について
もし僕が お客さま側だったら、、、
「ここまではして欲しい!」っていう水準があります
お金と時間をいただく以上、そこはクリアしなきゃな~と思って日々やってます
例えばですよ、、、僕ならこういう答えになるんですよ
あなたにとって プロフェッショナルとは??
過不足なく施術する人のこと。
「未完成のまま カネなんかもらえるか!べらんめぇ!」って思いながら
やっぱり僕は、まず技術で信頼を得てから、その後ジワ~ッと人間関係が出来上がるほうが好みなんです
ペチャクチャ喋って、とりあえず良い気分にさせればOK!
みたいなの性に合わないんです
賛否両論あると思うし、ビジネス的に時代錯誤かもしれませんが、ずっと現役で楽しくやっていきたいからこそ
泥臭い正面突破を続けたいものです
HAHAHA~
では!
本音をツラツラ書きましたが、長くなってしまったので締めます!
では
2021年2月の厚生労働省の発表では
~ 令和元年のデータ ~
全国の美容室: 25万4千件
全国の美容師: 54万人
数字的にはですけど
あなたと美容師の組み合わせは、それこそ一生じゃ足りないくらいあるんです
どこかには相性の良い美容師がいるのは 間違いないんでしょうけど
あなたの行動範囲に存在するかですよね!?
だからこそ
- あなたの価値観 ✖ 指名するメリット
- あなたの価値観 ✖ 指名しないメリット
どちらが上回っているのか、今一度見直してみましょう~
以上エンダヨシノブでした \(^o^)/
ちょっと重い?話もしましたが
このブログを通じて、あなたの髪の「ご武運」を祈ってます~
ではまた!
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