こんにちは、美容師として20年選手の エンダヨシノブです
( twitter : @enda_yoshinobu)
髪に悩んで検索した人、ホンネの情報に触れたい人に向けて記事を書いています
▶ 案内1
さて、自分の髪に必要な『情報』ってご存じですか?? 知らないゆえの〈できない〉はモッタイナイです!
こちらの『 記事の案内板 』を活用して、楽しんで知識を増やしていただければ幸いです 🙂
▶案内2
【 新規ご予約注意! 】たいへん申し訳ないのですが『 当店ご利用案内 』 を一読いただけると非常に助かります
では本編をどうぞ~↓↓↓
美容師さんのSNSって、ほんとオシャレな髪型ばかりですよね
同業者だけどマネできないし、尊敬しちゃいます
でも、
あれって・・・
ブローや ヘアアイロンをしてない状態ってどうなってるの?
整髪料ついてない状態ってどんな感じ?
モデルさんみたいな髪質じゃない人はどうなるの?
って、いつも思ってしまうんですよね。。。
だって、まっさらな髪を毎日スタイリングするのは
あなた自身なんですよ!?
なので
始めと終わりを チャチャっと見せるより
ひとつの髪型が完成していく過程を見てもらった方が
リアルに参考になるかと思うので
写真24枚 + 解説でまとめてみました!
今回は、縮毛矯正をしてるお客さまに、デジタルパーマを使って
ワンカールぶん曲げた施術例です
(たしか お客さまは人生初パーマだったかと思います)
縮毛矯正してる方や、ワンカールパーマってどんな感じ?という方
ホンネのレポートなんで参考にしてみてください~
施術前
9カ月前にご新規で 縮毛矯正かけさせてもらったお客さまです
昔から半年ごとに矯正をされていて、なおかつ
当時はカラーが退色して少し明るくなってましたね
そんな履歴をお持ちの方です~
※ シャンプー後で髪が濡れた状態
たしか最初にいらした時、以前かけていた矯正部分に クセの戻りがでており
全体がモワーッと エネルギッシュな髪だったかと思います
(僕はリタッチ派ですが、やむなく全体にストレートかけました)
参考記事
クセなんてないじゃん?って感じですかね
ではオープンしてみましょう~
↓↓↓
ずばり 生命力にあふれてます
あと、濃密な量感も伝わりますか?
耳より後ろ、後頭部の内側は大海原のようにウネっているが
表面側は凪状態、クセ毛の在り方もサマザマですよね
カット後
普通のカットをして、普通に乾かした状態です
こんなふうに切ってみました
フロント側を切り込むよう段差をいれてみました
ハンドブローや、ブローはしてない状態なので
まだまだ縮毛矯正が効いてますね
ざっくりこんなイメージです
※ 粗い図ですがご容赦ください
反対側も一応
後ろ側、こっちは ほぼ段差をつけてません
なぜなら、後頭部は内側から膨らみやすい状態だし
ここにパーマがウネウネあっても、サマにならないからです
さあ、この髪にワンカールいれていきましょう~
パーマ中
ワンカール系は いつもデジタルパーマでかけます
巻き自体は、美容学生でもできるレベルで
もしかしたら、ご覧になってるあなたも半日ほど練習したらできると思いますよ♪
髪に新たな波動を吹き込んでます
そうそう、僕は縮毛矯正やデジパの時、髪の処理剤(補強剤)は一切つけません
現状の髪の強度に合わせて施術するだけなので、厳しすぎる髪の場合はお断りしてます
あしからず
さて、新たな波動を得た代償は、これです
先に巻いたロッドを外した結果
古き良き 昭和のスナックのママさんがそこに。。。
つい 謝っちゃいそうになります
もしかしたら聞こえてるかもしれません
この時 僕の心臓はバクバクいってますから
乾かす前
先ほどのママさんスタイルの後、つけた薬剤を流してみました
ふ~む…
お、なんか大丈夫そうですね
よし、バックもシルエット崩れてないですね
ちょっとクシでとかしてみましょうかね
いつも通り髪を曲げたら
いつも通りの光景で
いつも安心してます
曲げたいところを曲げる
曲げたくないところは残す
これがキモです
お客さまが絶対的に楽ちんなので
おっと、後頭部は盛り上がってますね
せっかくなので 水を差さないように
下から上向きに
ひたすら強風ドライでめくり上げます~~~
終始こんな感じですね↓↓↓
※ 違うお客さま
すると…
※ また違うお客さま
たぶん全国の美容師さんとは、乾かし方の目的が違うので
このように バサバサ〜っと乾かします
ドライヤー後
では乾かしきって
「 手グシ 」
をザクザク入れたらこうなりました
↓↓↓ ハンドブロー・ブロー・アイロンなし
今なんにも付けてないです
(最後にもシャンプーして それだけの状態)
とうぜん毛先はキシんでますよ
まだ、ただ風に当たっただけの人です
でもこれって美容師が乾かしたから こうなってるの??
ポイントは、分け目をつけてないことです
※ 皆さん てっぺん潰しすぎです
それはカットの仕様ではなく、乾かすという行為をどうやるかの話です
この場面で、どこに意識を向けるべきかクドクド説明します
仕上げ
おつかれさまでした~
毛先にツヤ感の出るオイルを付けてみました
量を減らしたい方は、付ける前にドライカットしますが
今回はそのまま仕上げへ
良い感じですね♪
とても縮毛矯正してるようには見えないですよね
とくに内巻きを狙ってるわけでもなく、自然とこうなってました
撮るとき、ハチ周りの膨らみをスマートにするため、少し耳にかけてます
耳後ろの髪は、すべてを前方に持ってこないだけで、量が少なく見えますよね
今回はたまたまですが、本当の撮影の時は、とにかく魅せ方の工夫をするものです
つまりSNSの写真とかヘアカタとかって、『作者の見せたいように調節したもの』ってことです
だからこそ、普段見れないはずの部分をここで紹介しています
おまけ
ツヤ感のでるオイルをつける前の状態…
だいぶ前のカットで、すかれ過ぎていた跡がまだまだ残っているんです
中間から下の部分、その質感が違ってるのわかります?
こういうのは切り落とすまで、かなり時間かかります
でも
ベストな状態になるまで待ってたら年単位で何もできないので
今回のようにギリギリ大丈夫なところまで切れれば
パーマのひとつやふたつできるようになります
※ とはいえ無理にはやりたくない
つぎに
バックの毛先、あまり曲がってないのわかります?
僕はそのほうが、お客さまがやりやすいと思うので
サイドとバックでカール感を変えています
カールしてることにより、セットする時間がかかるようでは「お得」ではありません
こうすると、バックからサイドのカールの役割が明確ですよね
パーマって
ねじったり、持ち上げたり、そ~っと乾かしたり
なんてしてたら、朝 めんどくせ~~~~~~
ってなりません!?
だから完全乾燥さえしてれば、もう何も考えず テキトーに終了でOK
だって、そこにカールはもうあるから
そして それは
切らなきゃ、ずっとそのまま残ってるから
それが
僕が考える『普通のパーマ』なんです
縮毛矯正やパーマで、髪を伸ばしたり、曲げたりって
カットじゃ叶わない『形』のコントロールです
でも、それって魔法じゃないから
現実的に 施術面での制約みたいなものができてしまいます
ふだん髪がどうしても思い通りにならない人は
何かを捨てて、何かを得る…
もしその覚悟ができたのなら、とても良い選択肢になるかもしれませんよ♪
縮毛矯正毛にパーマは、限られた方しかできません
縮毛矯正のことを知らずにやってると危険?
あなたの縮毛矯正、ちゃんとかかってますか?
以上 エンダヨシノブでした\(^o^)/
※ 縮毛矯正とデジタルパーマを、同じ手法で考えてる美容師さんは、同日施術するかもしれませんが
僕は違う手法で 作り直してるので、同日施術は受けていません
正解はないけど、失敗されやすい施術なので、甘い見通しには注意しましょう~
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《 個人の特定なんてできないのでご安心を(笑)》
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