【エアウェーブパーマ】かからない人におすすめ♪新式“Wガラス化”工程で見えてくるパーマの世界

エンダヨシノブ
すくすく20年選手の美容師
どれも仕事の現場から生まれた、太く濃い記事です。日常のどこかで情報を活かしてくださると幸いです。

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それでは 本編をお楽しみください~♪

 

 

最近パーマかけてますか?

いま、世の中の大多数の人はパーマなんてかけていません

なぜかって?

カールがすぐに “だるーん”としたり

細かくかかりすぎてしまったりと

憧れを抱いて試してみたけど、微妙だった…

もしくは、微妙なんてもんじゃなく

大変だった...髪も心も痛んだ...

今なら言えますが、僕だって、かなりの失敗をしたこともあります

そんな自分だからこそ、「学び」を止めてはいけないと思ってきました

過去のお客さまに報いるためにも

何となくパーマに興味はあるけど、5年、10年、かけてない人も多いです

でも、今なら胸張って言えます 「やってみましょう!!」

なかなか良いもんですよ♪

この記事では、ロングヘアのお客さまにかけていく工程を、19枚の写真と共に解説しています

小難しい話はしないので、「Wガラス化」ってどんなことなのか一緒に見ていきましょう~^^

目次

ざっくり「エアウェーブ」とは

そもそも“エア”というくらいなので、機械で風を起こし、髪を曲げるお手伝いしてくれます

15年くらい前に初めて使ったのですが

「空気の力でかける第3のパーマ!」「 ふんわり弾むようなカール感に!」

みたいな うたい文句だったかと思います

髪を無理なく曲げて、しっかり固定しよう!という発想です

でも、かかりのコントロールが難しかった?値段に見合うクオリティに届かなかった?

そこまで美容業界に流行りませんでした

比べると、デジタルパーマの方が普及しましたね

で、2018年頃?に、より効果的な「Wガラス化」技法が登場し、僕には目から鱗が落ちる思いでした

この機械のメーカー公式の手順ではありませんが、毛髪化学的に正攻法です

今でもエアウェーブの取扱いサロンは少なく、認知度が低いのが残念なとこ

大多数の美容師さんは扱ったことないのが現状です

また、機械を取り扱ってる美容室でも、“従来のマニュアル工程”でかけてる事がほとんどなので

パーマ効率が断然パワーUPした、新式の工程でしてくれる美容師さんの方がよりオススメです

とはいえ・・・

髪の傷みがヘビーな方には

頑張ってかけても良いことないので、僕はお断りしています

余力がない髪には「適切なパワー」の薬剤が使えません

トリートメントとかで誤魔化してても厳しいですからね

before

ではお客さまの実例を紹介していきます

ここ5年ほどパーマをしていない

ご本人もおっしゃってましたが、、、かなりパーマかかりずらい髪です

( 以前、仕上げにコテを巻いたときも、すぐダレちゃいました 汗)

実は、半年前の初来店時はもう少し長かったのですが

毛先にソギ(軽さ)が入りすぎていたため、修正のカットを続けていました

(毛先部分がバサバサしてるの分かりますか?)

しかし、飽きて切りたくなっちゃうことも有るので、髪の状態をみてパーマすることに!

ご来店時、髪をしばっていた跡が

結んでいたゴムを外す際、摩擦により 切れ毛がたくさん発生するので

雑に外すのは注意しましょう!

  • ファサファサした質感
  • 濡らすと ギシギシ状態
  • かかりずらい髪質

どれもパーマするにあたり手ごわい条件です

ヘアダメージのない人はいませんが、難しさの質はいろいろです

パーマ巻く前

普段は髪をしばってる時間が長いので、毛先部分に程よくカールが欲しいと

あとは、お任せということで

朝、手間が少なく済むようなパーマスタイルをイメージしました

ゆるゆるでもなく、ガチガチでもないカール感ですね

問題は

初めてパーマをかける場合、「どのレベルで」かかりずらいのか分からない。。

パーマ工程

ロッドを巻き巻きしました

まだこの段階ではパーマ液つけてません

根元までしっかり巻き込むより

「かけない部分」をきちんと作った方が、好きな仕上がりになります

カールがゴロっと固まってる感じ、、個人的には好みではありません

まだパーマ液つけてません

お待たせしました、エアウェーブのマシンに がっぷりと

55℃の温風空間でやすらかに

(皆さんが使われてるヘアアイロンは180℃とかなので、超安心♪ )

もちろん揺れませんし、意外と眠りに落ちる方もいます

まだパーマ液つけてません

中身はクダだらけです

ロッドの外側空間で温風に包まれながら、内側からクダで水分吸引します

優しく効率的に髪を完全乾燥させます

髪を乾燥させる「ガラス化」工程の後

普段このタイミングでロッド外す事はないんですが、ご参考までに

機械が必要な理由は…

“熱くない温度”でここまでカラカラに乾かすのが難しいし

仮に、ドライヤーで頑張っても時間ばかりかかって効率悪すぎるからです

このタイミングで ようやくパーマ液つけます!

と、その前に ここで1つ想像してみてください

髪が真っ直ぐな人〉にパーマするのと、くせ毛の人〉にするのでは

どちらの方が髪が曲がりやすいと思います?

後者の方が、かかりやすそうな気がしませんか??

Wガラス化の秘訣

その状態を意図的に作ってからパーマをスタートするので

薬剤のパワーだけに頼らずかけれます(薬剤設定は“弱め”でちょうど良いくらい)

なので、「Wガラス化」工程でかければ最小限のヘアダメージで済みます

根本的なダメージを減らせるのは、そういった秘訣があるからです

パーマ前に、髪が曲がりやすい下地作りしてると、メリットしかありません

ただし!

髪のダメージに合わせて“弱めの薬剤”を使うという事は

カール感の「力強さ」に影響します

(今回のお客さまは、「弱め薬剤」でしかかけれませんでした)

ロングヘアの時点で毎日大変だと思います

ヘアダメージを増やさない事は、良い未来につながりますからね

頑張ってください(^^)/

液付け直後の髪

一旦かかりの確認をして、対処します

数か所 チェックしつつ、5分ほどで

次の工程に入り、最後のかかり調節をします

チェックに始まり、チェックに終わる

僕の経験上、ここがキモです

再度ここで機械タイムとなります

2回目も、同じようにきっちり髪を乾燥させるんですが、目的は違います

今度のは

日常的に カール感を出しやすくするための工程です

(1回目は薬剤パワーを抑えるため)

乾燥後は、薬剤で“ピャッ”と素早く酸化(形状記憶=固定)させます

ロッドを外すと

ホッ… イメージ通りの動き (^^)

なるべく薬剤の残留を減らしたいので、最後にもシャンプーします

もうこのまま・・・

もうこのまま乾けば、それで良いんじゃないでしょうか?

フィニッシュへ

ここからは、僕の独特な考えをお話します

僕の乾かし方は「雑」です

パーマ感を台無しにするほどです

強風ドライで突き上げるように、「下から上」に当てます

(一般の人がテキトーに乾かしたと仮定して)

…毎日そんな丁寧に乾かせる人っているのでしょうか?

みなさんのリアルはどんな感じですか?

さすがにこんな感じになります ↓

美容師さんのパーマの乾かし方のアドバイスって

髪をねじって上から下に~」とか

「8割乾かした後は自然乾燥で~」とか

言いますよね?

でもロングヘアの方ほど、ドライヤーで乾かしきるの大変だし

案外、「均等な乾き具合」って難しいのではないでしょうか?

なんて考えます

今回は

■ いわゆる弱めの薬剤を使用

■ 作用自体も強くさせてない

⇒ “プリッ”と力強いカール感ではなくなります

良くも悪くも

今回、もしエアウェーブでかけてなかったら、この段階でもっと「カール感がない」はずです
かかりづらい髪質は本来、パーマした痕跡がなくなるくらいの髪ですから

例えば美容師的に、清く正しく?乾かすと、右側のようになります

└完全乾燥手前くらいで、クルクルねじった毛先を、手の平の中で包むようにしたあと、弱風を当てること

たしかに、夜こんな風にしとけば、朝が楽かもです

もしそれが可能な人ならば…

(個人的には メンドクサイかと…)

だから僕は、(左側の)雑な 乾かし方でもいいのでは?と思っています

~右側くらいできるのなら~

中間から毛先にかけて 手グシを数回入れて“ほぐす”

きっちりやりすぎ感がなくなり、より良い感じに見えますよ~

その際、朝は整髪料 少な目でOKだと思います

時間ない方は、夜はわりきって “雑”ドライで終えて…

(ただし形はどうあれ 目標は完全乾燥 でお願いします)

そして

朝起きたら

なるべく早いタイミングで、パーマ部分を水道の水(or お湯)で湿らせましょう

その際に霧吹き(百均のでOK)を使ってまんべんなくです

下を向いたり 顔を傾けたりすると 楽ですよ

すると

支度してる間に、乾いたカール感が戻ってるので

出かける前に、ちょちょっと整髪料をつければ楽ちんです

ドライヤーが得意な人も、そうでない人もいると思うのでお好みで

どのタイミングで、どのように乾かすかによって、仕上げ方は違って当然

↑ お客さま自身にやっていただいた“日常モード”

今回、「しばった状態でも良い感じ」っていうテーマもあったので

シルエット調整のコツをお伝えしました

なんなら、パーマかけてから、伸ばしていくのもアリじゃないですか?

けっこう逆に考えてる人多いですよね

「髪質」と「自分の性格に合うやり方」でストレス減らしましょう~

「 あ、自分でもできる! 」 が正解ですから。

Wガラス化でのエアウェーブパーマ、近道だと思いますよ♪

ミディアムスタイルの施術例 ちらっとあります

以上、エンダヨシノブでした

ちょっと勇気だして、チャレンジしたくなったら嬉しいです

ではまた\(^o^)/

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